2015年07月01日

電磁場を整える

地球は、北をS極、南をN極とする大きな磁石です。この大宇宙は、地球を大きな磁石とすることで「生命」を育む道を用意してくれたのだと思います。


磁石としての地球の周りには磁力が作用することによって、磁場すなわち地磁気が発生し、電磁場が形成されます。私たちの周辺に満ち満ちている、この自然の電磁場こそ、私たちの「生命」を「生命」たらしめている不思議な力の源なのですが、さらにもう一つの要素として、太陽から降り注ぐエネルギーがあります。


太陽からやってくるエネルギーが太陽風となって、この地球の電磁場に作用し、複雑な形状の「地球磁気圏」を形成しているのです。この「地球磁気圏」は、宇宙から降り注ぐ有害な放射線などから私たち生物を守るという大切な役割を果たしてくれています。


地球が磁石であるからこそ、地上に生命が発生して以来今日まで、有害な放射線から身を守ることができたのです。


私たちをはじめ地球に住むすべての生命体は、地球の電磁場の微小な変化を感知する能力をもっていて、そこから生きていくために必要な情報を受け取り、地球の電磁環境に慣れ親しむことによって生命活動を営んできました。


ある種のバクテリアは、体内に磁石すなわち天然の磁鉄鉱の結晶をもっていますし、伝書鳩も磁気感覚をもっていることが知られています。


人間の場合、メラトニン、ドーパミン、セロトニンなどの主要な神経ホルモンを創り出すことで知られる松果体は、「第三の目」の名残と考えられていて、光だけではなく地磁気に対しても鋭敏に感応すると言われています。


と同時に、生物の体内には電流が流れていて、電磁波を発生させています。


私たちは「体外から作用する地球磁場のエネルギー」と「体内から発生している電磁エネルギー」を相互にかかわらせながら、生きていくのに欠かすことのできない基本情報を獲得しつつ、絶妙な生命活動を行っているわけです。



ゼロ磁場と「気」


二本の導線を平行にして並べ、それぞれの導線に同じ大きさの電流を逆向きに流します。そうすると、2本の導線の周りには反対向きの磁場ができます。二つの磁場が重なり合うところでは、お互いに干渉して磁場の大きさが変わるのですが、磁場の強さが同じで、磁場の向きが正反対になっているところでは、プラスとマイナスが相殺されて、ゼロになってしまいます。


この原理を応用したのが無誘導コイルです。すなわち、導線を一定方向に巻いてコイルを作ります。その後、これとは反対向きに導線を巻いたのが無誘導コイルです。


この無誘導コイルに電流を流しますと、磁場の変化が全く生じないところ、すなわち“ゼロ磁場”ができることが知られています。


このコイルに電流を流しますと、右巻きの導線に生じた磁場と左巻きの導線に生じた磁場が打ち消しあってゼロになってしまうわけです。


電気通信大学名誉教授・佐々木茂美氏は、この無誘導コイルで作った「ゼロ磁場」に水の入った容器を置いておくと、その水の性質が変化することを確認されました。


すなわち「ゼロ磁場」に置いた水は、電気伝導度率が増大し、その変化は気功師が「気」を入れて作った水によく似ていることが判明したのです。


普通のコイルに電気を流した場合は、無誘導コイルに比べて、その変化は極めて微小だという結果も得られています。


何もないと思われていた「ゼロ磁場」から何らかのエネルギーが発生していること、そして、それが水や動植物に影響を与えていることが判明したのです。そしてさまざまな実験を積み重ねられた結果、このエネルギーこそ、私たちが「気」と呼んでいるものであるという結論に達せられたのです。


「ゼロ磁場」には「気」が発生しているのです。


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日本列島の各地に、巨大な活断層があって、それが大きな地震を引き起こすということを、私たちは阪神大震災を経験することで知ることになりました。


断層には、両側から巨大な力が働いていて、見かけ上釣り合っています。一方から押す力と、それと反対側から押す力がぶつかり合うと、そこに「ゼロの場」ができます。「ゼロ磁場」には「気」が集まりやすいと申し上げましたが、地球内部の断層がぶつかり合ってできる「ゼロの場」にも「気」が集まりやすいことが知られています。


中央構造線上に位置する長野県伊那市長谷の分杭峠(海抜1,424m)は、「気」の良い「ゼロの場」であることが評判を呼び、いまや大賑わいだということです。


「ゼロの場」としての分杭峠から発散される“良い気”を心と体に充満させ、元気いっぱい、エネルギーに満ちて未来を開拓しようという心意気をお持ちの方が大勢いらっしゃるのだと思われます。


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土地には、住み心地が良く気分の晴れ晴れするイヤシロチ(弥盛地)と住み心地が悪く、陰気な感じのするケガレチ(気枯地)があります。


お住まいを「気」に満ちた住み心地の良いイヤシロチにして差し上げることで、気持ちの良い日々をお過ごしいただくことが私どもの大きなテーマでございます。


地面に穴を掘って上下に流れる電流の向きを測定いたしますと、ケガレチは地下から地表面に向かって電気が流れている(電子は地表面から地下へ)のに対し、イヤシロチは地表面から地下に向けて電気が流れている(電子は地下から地表面へ)ものです。


イヤシロチは、住空間が電子(マイナスイオン)で満ちていますから、そこに住んでいると健康になり、事故も起こりにくい、女性なら美人になる、商売をすると繁盛する、といった調子で、ハッピーな日々を送ることができると言われています。


一方、ケガレチでは住環境が電子(マイナスイオン)の欠乏した状態になっていますので、住み心地が悪く、商売をするとうまくいかなかったり、病気になったり、事故が起こったりなどのトラブルが起こりやすくなると言われています。


電磁場のあり方が住環境に大きく影響していることがわかります。



現代社会における電磁波


現代社会には、明治以前にはなかった発電システムによって生まれた電磁波が飛び交っています。私たちの家庭に送電される50ヘルツあるいは60ヘルツの周波数は自然界には存在しない電磁波です。


先進諸国の経済は、一瞬にして膨大な情報を伝達することのできるエレクトロニクスのネットワークによって結び付けられています。


自然界の電磁環境のもとで生命が誕 生し今日に至るまで進化してきたのですが、私たちは、かつて自然界には存在 したことがない人工の電磁波の洪水の中で生活しているのです。


このような異常な電磁波にさらされていると、体調を崩したり、病気になったりする可能性があることが懸念されています。


反自然的な電磁波を日常的に浴び続けることによって、体にゆがみが蓄積する前に、心身の電磁環境を整え、本来あるべき姿、すなわち「ゼロの状態」にリセットしておかれますことをおすすめいたします。


〔参考文献〕
・佐々木茂美『ここまでわかった気の科学』ごま書房
・宇野多美恵『相似象』相似象学会事務所

  


Posted by THDstaff at 10:00